来迎寺（らいごうじ）十三重石塔（大阪府守口市佐多中町7-11-17）

　　大念仏衆佐多派の総本山として正平二年（1347）守口市来迎町に建立された。延宝六年（1678）この地に定着。現在は浄土宗知恩院の末寺

来迎寺十三重石塔（府指定文化財、鎌倉時代後期 嘉元二年 1304年、花崗岩)

		初層軸部、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四方仏を半肉彫りする（釈迦）
十三重石塔は、本堂の裏、庭の築山に立っている		初層軸部、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四方仏を半肉彫りする（阿弥陀）

屋根は、軒下に一重の垂木型をつくり、軒反（のきぞり）は力強い鎌倉時代後期の様式

初層軸部、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四方仏を半肉彫りする（薬師）
基礎は、四面とも無地で刻銘はない		鎌倉時代後期の力強い十三重石塔

初層軸部、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四仏の弥勒を半肉彫りする

弥勒の両側に「当寺講衆四十余人」と「嘉元二年（1304）甲辰十二月十五日」の紀年銘がある

相輪は、下から伏鉢、請花、九輪、請花、宝珠で完存する。また、十層目と十一層目の屋根が一部欠けている

来迎寺 本堂前の松は守口市指定保存樹

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来　　迎　　寺

層塔紀年順

長寿寺（ちょうじゅじ）十三重石塔（鎌倉時代後期）

石造層塔-紀年順-目次

＊ 京阪電車「守口駅」又は大阪市地下鉄「大日駅」から京阪バス 寝屋川行き乗車、「佐多天神前バス停」下車 徒歩7分

(撮影：平成20年10月2日）